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【地方議会】改革度調査2017:都道府県 政令市 中核市ランキング 大阪府議会、堺市議会、大津市議会がトップ


「議会改革度調査2017」ランキング 早稲田大学マニフェスト研究所調べ

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2015年には兵庫県議会の号泣議員や東京都議会はヤジ問題が取り沙汰され、2016~2017年には富山県内の議会で政務活動費の不正請求問題が大きな話題になりました。地方議会への目は厳しくなりましたが、それを1つの契機として新たな文化をつくろうという議会も現れてきています。

早稲田大学マニフェスト研究所では、都道府県や市区町村を含めた2017年度「議会改革度調査2017」をもとに「47都道府県ランキング」「20政令市ランキング」「中核市ランキング」を公開しました。

都道府県、政令市、中核市ごとのランキングではそれぞれ大阪府議会、堺市議会、大津市議会がトップとなり、各ランキングでも関西の自治体議会が上位を占めました。

※市区町村別ランキング、都道府県内ランキングは11日以降から順次公開予定です。

議会改革度調査とは

本調査では以下の2つを目的に、2010年度から毎年調査をしています。今年で8回目の調査となります。

  1. 全国の議会改革がどのような状況・傾向にあるか、確認する指標として活用する
  2. 議会自身が改革度を数値で把握することで自己評価や改善をし、善い政治を競う『善政競争(ぜんせいきょうそう)』を促す

2018 年2月下旬にメールや郵送で調査依頼を都道府県・市区町村といった全地方議会に送付し、合計 1,318議会にご回答いただきました(回答率74%)。

※調査の概要、調査回答の受領状況、分析の観点の詳細はこちら

47都道府県議会ランキング

都道府県議会ランキング

※画像は20位まで。 ≫47都道府県のランキング

▽都道府県の特徴:大阪府議会が2年連続トップ、富山県議会が10位に

  • 大阪府議会が 2 年連続トップ。「情報共有」「住民参加」「機能強化」いずれの分野も1位となった。
  • 上位5位までが昨年と同じ顔ぶれの一方で、政務活動費の不祥事で注目を集めた富山県議会は、政務活動費領収書のネット公開、議会基本条例の制定が進み10位にランクイン。
  • 昨年の都議選で都民ファーストが躍進した東京都議会は改革が進むと期待されたが、議員提案条例「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」の制定などの推進で34位と、2つ順位を上げただけに留まった。

20政令指定都市ランキング

政令指定都市

▽政令指定都市の特徴:堺市議会が3年連続トップ。大阪市会が急上昇

  • 堺市議会が 3 年連続トップ。議会機能の強化及び活性化を図る「議会力向上会議」で議会改革を継続的に推進。堺市議会業務継続計画も新たに策定した。
  • 3位の大阪市会は、昨年の最下位から大幅に飛躍。実行計画「議会改革推進会議議題一覧」で着々と改革を進めるとともに「高校生と大阪市会議員の意見交換会」を新たに開催。アンケート結果で高校生から高い評価を受けた。

中核市ランキング

中核市

※大阪府八尾市議会、福島市議会、兵庫県明石市議会、鳥取市議会は

2018年に中核市に移行したため、前年比は「-」で表記している。

※画像は30位まで。 ≫54中核市のランキング(川口市は未回答)

▽中核市:大津市議会が3年連続トップ、中核市へ移行した八尾市が2位に

  • マニフェスト大賞を複数回受賞している大津市議会が今年もトップ。大学との連携による外部知見導入による政策立案機能の強化と議会版実行計画「大津市議会ミッションロードマップ」によるPDCAサイクルを確立している。
  • 八尾市は2位にランクイン。委員会ごとに、議案審査以外で独自テーマを定め調査を行い委員会提言として市長に提出。執行部からの回答をホームページで公開している。

関西の議会が上位を占めた

TOP10の中に、関西の議会が目立ちました。

都道府県ランキングでは大阪府議会、兵庫県議会、三重県議会、京都府議会、滋賀県議会など。

政令市ランキングでは、堺市議会、京都市会、大阪市会、神戸市会など。

中核市ランキングはやや少ないですが、大津市議会、八尾市議会、枚方市議会など。

とても興味深いですが、なぜこういうことが起きたのでしょうか。

1つの参考として、下の図は2014年から2017年の4年間の都道府県ランキングの順位推移を示したグラフがあります。

少しわかりづらいのですが、例えば鳥取県議会、三重県議会、京都府議会、宮城県議会、岩手県議会など2014年当時に上位だった議会は安定して2017年も上位であることがわかります。

また、2015年から2016年は不祥事が起きて地方議会への目が厳しくなった年ですが、この頃に線グラフが乱れて、順位変動が起きている様子がみてとれます。

2014年から順位をあげてきた議会として、大阪府議会、兵庫県議会、徳島県議会などがあり、関西の議会が目立つように思えます。

なお、富山県議会も2014年に40位から毎年順位をあげて、今回は10位までランクを上げてきています。

一方、2015年に「セクハラヤジ問題」で批判を浴びた東京都議会は、2014年の43位からの伸びは上記の議会ほどではなく、2017年には34位でした。

まとめ

あくまで47都道府県の相対的なランキングではあり、総合順位でみることも必要です。

ただ、不祥事を1つのきっかけとして議会の活動や改革を市民の立ち位置で見直した議会があることはこのグラフから見てとれると思います。

今回1位になった大阪府議会のように、議会の情報を積極的にネットで公開をしたり、出前授業を高校で実施するなどして議会自らが府民の前に出ていくなど、いままでの議会の常識を超えて活動している議会が、ランキングが伸びている傾向があるように思えます。

当所のウェブサイト上に詳しい情報を掲載していきますのでぜひご覧ください。

※なお、「市区町村ランキング」「都道府県内ランキング」は11日より順次公開予定です。

※告知

7月11日~12日 早稲田大学で開催!

「全国地方議会サミット2018議会のチカラで日本創生」

1,000人の議員・事務局が一堂に会し「地方創生を地方議会がリードする」ための場面転換へ。野田総務相、片山元総務相、学識・有識者、そして先進議会の議長が多数登壇します。

【日時】7月11日(水) 13:00~17:30/12日(木) 09:30~16:00

【場所】早稲田大学大隈記念大講堂

【対象】議会議員、議会事務局職員、一般 総計1,000名

【主催】ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟、マニフェスト大賞実行委員会 【共催】早稲田大学マニフェスト研究所

  ≫詳細はローカルマニフェスト推進地方議員連盟のページをご覧ください

早稲田大学マニフェスト研究所

議会改革調査部会:永尾、青木

mani@maniken.jp

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